インフルエンザなどの感染症は、感染力が強いので気をつけることが大切です。そこで、医療機関に勤務する看護師は、感染症の対策を万全に行う必要があります。

まずは、マスクや手袋などを用意しましょう。当然ながら、飛沫防止の効果が高い医療用マスク、そして使い捨ての医療用手袋が適しています。その他、除菌加工が施されているエプロンや防護服も効果的で、特に感染症を専門とする看護師に役立ちます。

さらに、手指の衛生状態にも配慮しましょう。その理由には、手指にウイルスが付着する可能性がとても高いことが挙げられます。

手の平だけではなく、指先や手首も石鹸を使ってキレイに洗うことが欠かせません。手を洗った後は、アルコールで消毒すれば安心です。携帯用のアルコールスプレーも販売されており、いざという時に準備しておきましょう。

感染症の患者が入院している場合は、シーツや衣類の取り扱いにも注意すべきです。血液などの体液が付着していたら、ビニール袋などに包んで処理すると、ウイルスの飛散を予防できます。

また、処理する時には、必ず医療用手袋を着用することが大切で、決して素手で触れないようにしましょう。こまめに窓を開けたり、換気扇を回したり、空気を入れ換えることも秘訣です。

なお、感染症対策としては、免疫力を上げることも挙げられています。万が一、感染症に罹患したとしても、軽症で済む可能性があるのです。日頃から食事や睡眠に気をつけて、心身の健康をキープしましょう。